現在の取り組み

多くの女性が仕事を持つようになった今、「100年時代」と呼ばれ、健康寿命も延び、働く期間が延びています。

 

だからこそ仕事は単なる収入を得るだけでなく、喜びややりがいを感じながら幸せに生きる手段であることが大切だと私は考えています。

 

しかし、これまでいろいろな役割を持ち、他人のために一生懸命頑張ってきた多くの女性にとって、自分が本当に何がやりたいのか、何が幸せなのかを見つけることは簡単なことではありません。

 

なので今、私はコーチングを通してクライアント様の「本当の望み」を引き出し、「自分らしい働き方や生き方」を一緒に考え、幸せな第二の人生を歩み出すお手伝いをしています。

今の私があるのは…

私は大学卒業後、一般企業に就職し、専業主婦として2人の子供を育てていました。

しかし、離婚してシングルマザーになり、介護の仕事に就きました。

ひとりで子どもを養っていくには、今後も需要が見込める仕事でなければ、と思って選んだ仕事です。

 

そもそもまだ子供が幼かったので、本来ならもう少し大きくなるまで家にいるつもりでした。しかしシングルになってそうも言っていられず、子供を保育園に預け、切ない気持ちを押し殺しながら自分を駆り立てて働き始めました。

 

仕事、家事、子育ての忙しい日々が続き、休日くらいはゆっくり子供の相手をしてあげようと思っているのに、疲労困憊で体を休めるので精一杯。充分に遊んであげることもできず、罪悪感を抱えながらの日々でした。

 

その後再婚し、新たに子供も授かりましたが、上の子供たちも大きくなり学費などお金のかかる時期になっていたので、仕事は続けることにしました。

産休が明け、仕事復帰。毎朝子供を保育園へ預け、会社へ行き、夕方子供を迎えに行って帰宅して夕飯を作って寝かしつける毎日。

  

常に時間とやる事に追われた生活に息が切れてきました。これじゃ、まるでただ作業をこなしているだけみたい、そんな虚しさを覚えるようになりました。

 

「最近、何かにワクワクしたり夢中になったことあったっけ?」と考えても何も思いつかないのです。

そしてふと思い出しました。

 

シングルだった頃、子育てが終わったら生活費のためでなく本当にやりたいことで自由に楽しく仕事して生き生きしている自分の姿を夢見ていたことを。

 

しかしよく考えると、再婚して新たに子供ができた私は、子育てが完全に終わる頃には定年退職の年齢です。果たしてそこから何か新しく始められるんだろうか。

 

結局何もできずこのまま歳を取るのはイヤ。どうせなら子育てしている今から、もっと夢中でやりがいを感じられる仕事をして充実した毎日を過ごしたいという思いが強まりました。

起業したきっかけ

そんな時、コーチングと出会いました。

 

アドバイスするのではなく、しっかり話を聞いて本人から答えを引き出し、「本当はどうしたいか」を考え行動につなげていくコーチングは、子育てや仕事や生き方に散々悩んできた私にとって、ずっと必要としてきたものでした。

 

今も必要としている人がたくさんいるはず、多くの人に出会ってほしいと思いました。

人の話を聞くことが得意で、人をサポートすることが好きだった私は、コーチとして独立して仕事をしたいと胸を高鳴らせました。

 

といっても、すぐに会社を辞められたわけではありません。安定した収入、顔なじみで居心地のいい職場、子供の事情にも理解を示してくれていました。いざ手放すとなるとかなり勇気が必要でした。

  

そんなに急がなくてもいいかもしれない。コーチとして独立してやっていける保障などどこにもありません。

何度も迷いましたが、最終的には決断しました。

 
自分をごまかしながら冴えない毎日を送るのはもう終わりにしたい。本当にやりたいことに挑戦して、失敗してもそれも経験だ。やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい。

 

まだ見ぬ新しい未来を自分で作ろう。そう強く決心しました。
いざ退職し、コーチとして仕事を開始すると、戸惑うこともありましたが、以前とは違う充実感に満ちた日々が待っていました。

 

やりたくて始めた仕事なので、興味は尽きず、常に意欲的で、もっとよくしたい、進めたい、情報を集めたいという気持ちでワクワクしていられます。

うまくできないことがあっても、チャレンジできている自分に満足感を感じることができます。当然、家族とのコミュニケーションにも精神的ゆとりが生まれました。

 

朝イライラせずに子供を送り、「仕事に頑張ってくるからね」と心から言えて、また笑顔でお迎えに行けるということは本当に幸せなことです。

私の想いと目指す目標

コーチとして活動していると、かつての私と同じように、多くの女性たちが仕事や生き方について疑問を抱え、これからの人生について悩んでいることが分かりました。

 

頑張ってもいるのに幸せになれない、頑張ってきたけれど幸せじゃない、何かを変えたいけれどやりたいことも自分にとっての幸せもよく分からない、そんな女性達がたくさんいます。

 
どんな人にも夢や希望が本来はあるのに、いろんな状況のなかで見失ってしまっているのです。

自分が苦しい中から抜け出し、自分らしい人生を送れるようになったからこそ、今悩んで立ち止まっている女性の力になりたい。

本当にやりたいことをして、輝きながら幸せに生きる女性を一人でも増やしたい、そう強く願っています。

 

女性がもっと自分らしく仕事を楽しみ、生き生き輝いていれば、家族の笑顔も増え、社会全体がもっと明るくなるはずです。

 

そんな幸せな社会へ少しでも近づけるように、私は目の前のクライアント様ひとりひとりの人生を丁寧にサポートしながら貢献していきたいと考えています。